劔神社は延暦13(西暦794)年に建立され、明治時代から大名行列を模した遷宮行列が行われるようになりました。遷宮行列は4年毎に行われ、10月中旬の日没後、神社を出立した神輿に従って、大名行列が行われます。行列は、「エーイ、エーイ」の掛け声とともに、木月の町筋をゆっくりと練り歩いて劔神社へ戻ります。
昭和46(1971)年には、鞍手町指定文化財に指定されました。
◎遷宮行列巡回経路
劔神社~浮殿~大橋(花火大会)~出口~劔神社
◎遷宮行列開催日時
令和5年10月21日(土曜日)
17:00 関係者集合(劔神社)
18:30 御神輿 出立
19:20 浮殿 御汐井取り
20:20 大橋(御汐井取り、花火大会)
21:10 大橋環行大名行列
22:40 劔神社 祭典
◎行列の構成
・行列参加予定者数 153名
・行列の全長 約100m
・歩行距離 1800m
遷宮行列の様子を動画・写真で撮影し、編集していただく方を募集します。
◎活動内容
・動画・写真の撮影(鞍手町歴史民俗博物館の職員と一緒に撮影ポイントを回ります)
・撮影した動画・写真の編集
・DVDでの納品(令和6年1月末頃までを予定)
◎注意点
・事前に半日程度、撮影場所の確認や役割分担等について現地で打ち合わせを行います。打合せ日時は、派遣決定後に調整します。
・撮影機材の貸し出しはありません。お手持ちの機材を活用してください。
・撮影、編集後のデータを提出するDVDや郵送費等は行事の実施団体から支給されます。
・終了時間は相談に応じます。
◎募集締切:令和5年9月30日(土)
この遷宮行列は明治20年(1887)に始まったと伝えられています。以後4年に一度、1回も欠かすことなく、地域住民の一体感を醸し出す大切な催しとして続いてきました。雨の日も風の日も、先の戦争中も中止しなかった。
ところが近年、少子高齢化が加速していくなかで催しの中心的な担い手となる若い世代の住民が少なくなり遷宮行列の催行が厳しくなってきています。近隣の消防団や親戚知人に協力をお願いして何とか形を整えている状況です。この先もこのような状況が変わることはないでしょう。いつまで遷宮行列を続けられるか確証はありません。
今般、この遷宮行列の様子を後世に伝えるためしっかりとした映像記録を残したいと思い立ちました。また、今後の遷宮行列の開催を担う次の世代にとっても重要な参考資料になるでしょう。
映像記録活動にお力添えを頂ければ幸いです。